正座は変形性ひざ関節症のリスクとはならないようです(東大阪 整体 献身堂)

2024/08/18 各症状について

滋賀医科大学 井上康二先生らの「仏教僧侶における変形性膝関節症有病率調査」の研究成果報告書をみると


「膝OAの定義をACR分類基準で行っても、K-L scaleで行っても正座は膝OA発症の有意なリスクとはなっていない。この結果は、年齢、身長、体重、膝外傷歴などの交絡因子で補正しても同じであった」


と記述されています

上記文章中の膝OAが変形性ひざ関節症と同じ意味になります

しかし、正座はひざを曲げながら体重が乗ることで

テコの原理でひざに負担がかかっているのは確かだと感じます


特に前・後十字靱帯、内・外側側副靱帯に負担が大きくかかると推測します


また、白人の方は正座ができない人もおられると聞きますので


同じ構造をしていても正座ができる人とできない人とで差があることが分かります


相撲の力士が股割をする練習をするように

正座も練習をすればできるようになる可能性があります

しかし、無理にしなくても生活はできますので

正座に固執しなければ大丈夫だと思います

正座をするために必要な能力としては

股関節が90°以上曲がる


ひざ関節が170°以上曲がる


足関節が45°以上底屈することができる


大腿四頭筋、下腿三頭筋が緊張しすぎず柔軟性がある


ひざ周辺の靱帯や関節包などの軟部組織の柔軟性がある


などが必要になってきます

なので、正座とは日本人にとってはなじみの座り方ですが

絶対にできる座り方ではないことを知っておいてもらえるとよいと思います


特にひざ周辺をケガして骨折などをされると後遺症として


正座ができなくなることが多いです


ケガや病気などがない場合は

10秒間を3回を1セットして3~5セット


正座をして

太ももやふくらはぎの筋肉などをストレッチするのもよいかもしれません

いろいろな座り方がありますのでまた、調べたときは報告していこうと思います


つれづれなるままに書きましたので


お役に立てれば幸いです


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