五十肩の原因と予防体操 (東大阪市の整体 献身堂)

2020/01/08 各症状について

【五十肩の原因と予防】

一般的に五十肩とは言われますがこれはきちんとした病名ではないのです

五十肩と言われる病気の正式な疾患名は肩関節周囲炎といいます


漢字からもわかりますが肩関節の周囲で炎症が起きてますよということなので

はっきりどこが悪いかわからない状態です

なんたって周囲ですからどこまでが周囲かわからない

 

 

大体の原因を3つあげます

①上腕骨頭を脱臼しないように止めている回旋筋腱板であるインナーマッスルを痛めている場合

②肩甲骨が猫背のために背骨から外側に離れすぎた上に上方へ移動している場合

③背中を支える筋肉が固す過ぎるために肋骨が動かなくなっている場合

 

 


①の場合は腕を前に上げるにつれて上腕骨頭が肩甲骨にインナーマッスルで押しつけられるのですが
 痛みや腫れのためにできなく前方に移動することで時計の針を止めている真ん中のピンが抜けかかっている状態と同じで亜が無くなります

 

 

②例えるならスカイツリーの土台を肩甲骨、スカイツリーを腕とすると土台が傾いた状態(肩甲骨の位置が悪い状態)でスカイツリーを建設しても
 まっすぐ上に建設することができず、本来の高さまで上がらない状態になります(腕が上がらない状態)
 この状態だとスカイツリーにストレスがかかり倒れてしまいます。これが痛みが出ている状態になります

 

 

③両手をあげたときに腰や背中に痛みを感じた方おられると思います なぜなら、腕を上げきるときに胸の後ろ部分を反らして初めて真上まで
 腕があがります。この胸の後ろ部分を反らすという行為は肋骨と肋骨の間が開くことによって初めてできます
 背骨を支える筋肉が固すぎて動かないと肋骨が動けなくなり真上まで腕が上がらないだけでなく呼吸もしにくくなります

 

 


3つあげましたが他にも腕が上がらない理由はいくつかありますが今回はやめておきます。

 

 


日頃から予防対策としては

重たい荷物をいつも同じ手で持たない
猫背にならないように顎を引いて腰を反らさずに胸を張る

(腰を反らさないのが大事です)


【五十肩の予防体操】
Ⅰ:500gの重さを片手で持ち、もう一方を机に置いて前傾姿勢を維持して、おもりを持った手を力まずにリラックスして振り子のように縦横、円を描いたりと動かす


Ⅱ:朝昼晩と平泳ぎをするようにバンザイをして下ろしますことを10回します


Ⅲ:座った状態で後ろに手をついて上を向いて深呼吸を10回します

などがあげれます

お試しください。ただし、運動は続けてなんぼです。続かないと効果がでませんので2~3ヶ月頑張ってください。


献身堂 馬野